2013/06/21

バイトに振り回される3週間

そういえば、先週バイトの面接に行ったんだった。

教えることを身につけたい、けどぼくには決定的に学力がない。
とりあえず色々見ていると、「個別塾講師」ではなく「学習サポートスタッフ」という職種があった。
仕事内容を確認しても、子どもたちの様子をうかがうのがメインっぽい・・・?

これならいけそうだな、と、深夜見つけたテンションそのままで早速Web応募した。
すると自動返信ながら「面接の日取りを決めたいので近いうちに連絡します」とメールを受信。
この前に違う個別指導塾にたった5時間で玉砕されていたせいもあって、期待に胸が膨らんだ。

これが5月の末の金曜日の話である。

それからあっという間に話は進むかと思われたが、ぜんぜんそんなことはなかった。
一向に面接の電話が来ないのだ。こっちはいつ入るか分からん面接の為に1週間空けてるのに。

結局、1週間後の金曜の夕方、しびれを切らして電話する羽目となった。
すると、とんとん拍子で面接の日取りが決まったのだ。あの深夜のWebエントリーの意味、全くなし。

こうしてカッターシャツ着て面接に向かったのが先週水曜の昼だった。

ところが面接を受けてみると、どう考えても職種はがっつり「個別塾講師」そのものだった。
面接の最後30分かけて、中学程度の英語と数学の試験を課された時点でそれは明白だった。
ちなみにどっちも得意じゃない(むしろ数学は子どもの頃から大っ嫌い)ので、内容は散々。

面接後の蒸し暑い帰り道、おれはいろいろな科目を教える講師は身に合ってない、と凹んだ。
やるにはユーティリティプレイヤーじゃなくて、ひとつのポジションを極めていくしかない。
気が付けば駅までの道を大幅に通り越して、もう少しで30分に1本の電車に遅れるところだった。

・・・その翌日、不可解な出来事が起こった。

昼、ベッドでうとうとしていると、突然Androidが爆音でジュディマリの「Over Drive」を奏でた。
電話だ。見てみると登録してない携帯の番号。あ、これ、たぶんあの塾の関係者だ。
と、慌てて出ると、予想はビンゴだった。しかも相手は採用担当者と来たもんだ。

もう合否来たのか、と身構えるぼく。しかし採用担当者はとんでもないことを言い出した。

「この度はご応募頂き有難うございます。つきましては、遅くなりましたが面接の日程を・・・

はぇ?

「あのすいません、昨日既に面接終わったんですけども」
「えっ?」
「応募してから1週間経過してもお電話なかったので、金曜にこちらから電話して昨日面接を・・・」
「あっ、そうでしたか、それは大変失礼いたしました。それなら大丈夫です」

・・・と、電話を切ったのだが、着信履歴を見返すと金曜面接日を決めた時と同じ番号だった。
ってことはたぶんあの日の夕方と同じ人が電話をかけてきたはず。

講師募集のWeb掲載期限が今朝だった事、金曜夕方に直接電話で問い合わせた事。
全てをひっくるめて考えると、どうもぼくは電話とWeb、両方でエントリーした事になってたらしい。
それにしたってWeb応募を2週間放置するのか、と思うし、何より情報管理どうなってんの?と。

そういえば、採用担当者の口ぶりは2度目だったのに口調は明らかに「初めまして」のそれだった。

・・・2,3日迷ったけど、この辺の事情も加味して、採用通知が来てもお世話にならないことにした。

ちなみに「1週間以内に合否をお知らせします」と言われたが、1週間以上経っても来てない。
きっともうぼくに用はないんだろう。
(※2013/6/23追記 その後結局不採用通知が来た。まあこっちから願い下げ状態でしたが)


自分はユーティリティプレイヤーになれないことと、帰りに食べたカルピスドーナツが甘かったこと。
この2つだけを残して、あの蒸し暑い日の事はそっと記憶から消そう、と思った。

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